■ヴェルリー城

貴族文化が発達した中世ルネッサンス期に建てられた要塞や王家の城、邸宅、古い田園屋敷、壮大な聖堂など、現在も無数の歴史的建造物が残っていますが、中でもルネッサンス期の貴族達がこぞって多くの名城を建設しました。

現在も残る立派な城館は、フランス史そのものであり、大小問わず様々な歴史の舞台となってきたのです。

 

その中のひとつ「ヴェルリー城」は、百年戦争での功績を称え、フランス王がスコットランド人のジャン・スチュアートにこの土地を与え、やがてその孫にあたるベロー・スチュアートが15世紀末よりヴェルリー城の建設を始めます。

ベリー地方におけるスチュアート家の直系が途絶えたあと、ヴェルリー城はフランス王家の管轄となります。

ルイ14世の時代、イギリス国王の寵愛を受けたフランス人女性ルイーズ・ド・ケルアルがこの城を譲り受け、その後はルイーズの息子にあたるリッチモンド公爵家が引き継ぎます。

そして1842年、ヴェルリー城は現城主の先祖レオンス・ド・ヴォグエに買い取られ、いまなおその歴史を刻み続けています。

ド・ヴォグエ家はフランス・アルデッシュ地方出身の中世から続く名門貴族。

ヴェルリー城は1842年よりド・ヴォグエ家が所有し、今日でも6代目当主にあたるベロー・ド・ヴォグエ伯爵が城内に住んでいます。


公開されている寝室

ピアノのあるお部屋の写真

現在の城主、ド・ヴォグエさんです。


■エッフェル塔

エッフェル塔は、1889年、フランス革命100周年を記念してパリで行われた第4回万国博覧会のために建造されました。

設計は建築技師であるギュスターヴ・エッフェルで、エッフェル率いるエッフェル社により建設され、万国博覧会の開催日に合わせるため、22ヵ月という驚異的に短い建設期間でつくられました。

当時は、建鉄骨造建築など、新しい工学技術の産物として高く評価される一方で、伝統を重んじる文化人、芸術家から一斉に攻撃されたこともありましたが、それでも会期中に600万人の客を集め、万国博終了後も反対を押し切って無電塔として残されることになり、やがてパリを象徴するモニュメントの一つとして世界的に認識されるようになりました。

高さは324m57.6m115.7m276.1m3所に展望台が設けられていて、第2展望台までは階段で上ることもできます。

また、エッフェル塔を含むセーヌ川周辺は、世界遺産に登録されています。

夜になるとイルミネーションが点滅(毎時5分間)されて、その美しさも今ではパリの風物詩となっています。


■ルーブル美術館

ルーヴル美術館は、パリにあるフランスの国立美術館。世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡のひとつです

先史時代から19世紀までの様々な美術品35,000点近くが展示されており、総面積60,600平方メートルの展示場所で公開されています。

世界で最も入場者数の多い美術館で、毎年800万人を超える入場者が訪れており、パリのセーヌ河岸とともに世界遺産登録されています。

ルーヴル美術館は、フランス王フィリップ2世が12世紀に、もともと要塞として建設したルーヴル城(ルーヴル宮殿)に収容されています。現在の建物にも要塞として使用されていた当時の面影が一部残っていますが、幾度となく増改築が繰り返されて、現在のルーヴル宮殿の建物となっています。

美術館として正式に開館したのは1793年。この時には、王室の所有美術品、教会財産から没収された絵画を中心として、537の絵画が展示されました。その後、フランス皇帝ナポレオン1世が、諸国から美術品を収奪したことにより所蔵品は増大していき、更にフランス第二帝政時代で、ルーヴル美術館の所蔵品はさらに増え続け、20,000点を超える美術品が集められました。

2003年に「イスラム美術部門」が創設され、所蔵品が、「古代エジプト美術部門」、「古代オリエント美術部門」、「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門」、「イスラム美術部門」、「彫刻部門」、「工芸品部門」、「絵画部門」、「素描・版画部門」8部門に分類されています。

 



■シャンゼリゼ通り

シャンゼリゼ通りは、フランス・パリの市内北西部にある大通りで、パリ市内で最も美しい通りとされていて、『オー・シャンゼリゼ』というシャンソンの歌で広く知られるようになりました。

通りの両脇にはマロニエの木の並木道となっていて、東はオベリスクのあるコンコルド広場から、西は凱旋門のあるシャルル・ド・ゴール広場(旧エトワール広場)まで全長約3km続き、パリの観光スポットとなっています。

シャンゼリゼ通りは東に行くにつれて、ゆるい下り坂になっており、下って行った先にはマリニー広場の緑地とマリニー劇場、グラン・パレ、プチ・パレ等の建物があります。

西の方では、両側には有名ブランド店が建ち並び、映画館、キャバレー「リド」、カフェ、レストラン(そのうち最も有名なものは「フーケ (Fouquet's)」)などが並んで、ファッション、食、エンターテイメントすべての目的を叶えることができる通りとも言われています。

最近では日本でも有名なファストファッションブランド Hの巨大路面店や、アメリカ発の人気ブランド、Tommy Hilfiger の路面店などがオープンし、ルイ・ヴィトンの本店もここにあります。


■凱旋門

凱旋門は、フランス・パリのシャンゼリゼ通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場にあります。

パリの象徴的な建造物の一つで、世界有数の観光名所となっています。

凱旋門は、1806年、アウステルリッツの戦いに勝利した記念に、ナポレオンの命令によって建設が始まり、ルイ・フィリップの王政復古時代、30年の歳月を掛けて1836年に完成しました。

しかし、ナポレオンは凱旋門が完成する前に既に死去しており、彼がこの門をくぐったのは1840年にパリに改葬された時でした。

この凱旋門の下には、第一次世界大戦の無名戦士のお墓があります

凱旋門には、シャンゼリゼ通りの地下入口から地下道を通って行くことが出来ます。螺旋階段を上まで登ることもできます(有料)。

なお、この凱旋門はパリだけでもカルーゼル門、サン・ドニ門、サン・マルタン門など多数存在しますが、エトワール広場ににありますこの凱旋門が、古代ギリシャ、ローマを模範とする新古典主義建築の代表作として最も有名です。



■ベルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿は、パリ郊外の寒村にすぎなかったヴェルサイユに宮殿を建造することを命じたのは「太陽王」と称えられるルイ14世。建築家ル・ヴォー、室内装飾家ル・ブラン、造園家ル・ノートルという当時の一流の芸術家・技師らによって設計された宮殿は見事なまでの建築美を奏でます。

30年前から世界文化遺産に登録され、17世紀フランス芸術を代表するものです。フランス革命の勃発まで、この宮殿には代々のフランス国王が住み、自分の好みでこの宮殿を美しく飾りました。

鏡の回廊から王の大居室、そしてフランス歴史博物館にいたるまで1789年まで権力の中枢となったヴェルサイユ宮殿は何世紀にもわたって発展し続けてきました。

その中で最も象徴的な場所は、マンサールによって考案された鏡の回廊です。豪華絢爛な装飾品が飾られた鏡の回廊は、訪れた人々に国王の権威を誇示する場となったのです。次の世紀には、礼拝堂とオペラ劇場がルイ15世の治世下に建築されます。

宮殿の鏡の間やヘラクレスの間など細部にまで気を配った室内装飾、あるいはフランス式庭園の粋を集めた庭園などは、17世紀フランス文化の頂点とも言えます。

フランス革命によりヴェルサイユ宮殿の役割は終止符を打ち、マリー・アントワネットは、フランス国王ルイ16世の王妃で、ヴェルサイユ宮殿での豪遊の末にフランス革命で処刑された事でも知られています。

1830年に王位についたルイ=フィリップの意向により、フランス歴史博物館に改装されることになったのです。その後宮殿の数多くの広間に、フランスの歴史上の大きな出来事を物語る新たなコレクションが運び込まれ、20世紀初頭までその数は増え、現在に至ります。



■ノートルダム寺院

ノートルダム寺院(大聖堂)はゴシック建築を代表する建物であり、フランス、パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂です。

200年の年月をかけて建立され、初期ゴシック建築の最高傑作と言われています。また帝政を宣言したナポレオン・ボナパルトの戴冠式が、1804122に行われた場所でもあります。

ノートルダム寺院は周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。

現在もノートルダム大聖堂は、パリ大司教座聖堂として使用されており、ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」、すなわち聖母マリアを指します。

中央の門には、「最後の審判」が描かれています。下の段には「復活」の場面、中央の段には「死者の魂を裁いて、選ばれた者は天国へ、選ばれなかった者は地獄へ」という場面、上の段には「裁きを行っているキリスト」が描かれています。

また、南塔の鐘は「エマニュエル」という名前がついていて、重さ13トンもあり、ヴィクトル・ユゴーの小説『ノートルダムのせむし男』の舞台にもなりました。

高さ33メートルにも及ぶ聖堂内部は、中世ヨーロッパの「森」をイメージして作られ、美しいステンドグラスが並んでいます。

また、地下にある地下聖堂は、ヨーロッパでも屈指のもので、ノートルダム大聖堂が建立される前にこの場所に建っていた聖堂の跡や、ローマ帝国時代にシテ島を囲っていた市壁なども見ることができます。

❀ 東京会場 3/22(日)10:00-11:30 初台 (詳細は申込み後にお知らせします)

 大阪会場 3/29(日)10:00-12:00 新大阪丸ビル 別館